【SV S13 最終92位】無限ママロンゲ

こんにちは。こころと申します。

シーズン13お疲れ様でした。

使用した構築が面白かったので、記事を残します。

【使用構築】

 

 

 

【構築のコンセプト】

・対面操作からの高火力の押し付け

数的有利からの受け切り

・採用率に捉われない

 

 

【構築経緯】

のサイクル構築におけるクッション性能に惹かれ軸として採用。

の対面操作から着地するエースとして、高速高火力の代表格であるを採用。

ここまでが重く、2体と相性補完が良く、毒菱回収のできるモロバレルを採用。

実際にこの3体の選出が幅広い構築を相手にできていたため、補完枠を考え始めた

モロバレルの2体では身代わり+積み技に隙を見せることが多いため、特性いたずらごころ+アンコールで変化技を咎めタギングルを採用。また、いたずらごころ+すてゼリフ+クイックターン+再生力で、積み技を持たない相手に対して、こちらのHPが減ることなく、相手に削りを入れる事ができる点が非常に強力だった。

しかし、環境に増加傾向にあったトドロクツキや、パオジアンが悪技でこだわった際に、裏から出てくる

ウーラオスに積まれて全抜きされることが多かったため、タギングルの代わりに悪タイプに強く、近い動きができるオーロンゲを採用。

ここまで電気・地面の一貫が切れておらず、クエスパトラのような展開構築に抗うため、グライオンを採用。

最後に特殊アタッカーとしてイーユイを採用していたが、キョジオーンに対して勝率が安定しなかったため、選出画面で圧力をかけることができ、嵌めることができるゴチルゼルを採用。構築が完成した。

 

 

 

【個体解説】

 

ママンボウ@突撃チョッキ

性格:生意気

特性:再生力

テラスタイプ:フェアリー

実数値:241(4)-95-132(252)-60-106(252)-63

技構成:クイックターン 凍える風 ミラーコート じゃれつく

 

調整意図
HD→特化
S→最遅

 

構築の軸であり、選出率95%、先発率95%を誇った。

 

物理・特殊両方面の攻撃を高耐久を活かし、ほとんどの技を一発耐えながら対面操作ができる。凍える風+クイックターンでSブーストのハバタクカミにも対応でき、パオジアンのサポート役として十分に役割を果たしてくれた。稀にノーマルテラス+ブラッドムーンでワンパンしようとしてくる相手がいたが、余裕で耐えミラーコートで数々のガチクマを葬った。ちなみに眼鏡でも耐える(C特化眼鏡無テラスブラッドムーンで乱数6.2%)。

 

 

パオジアン@こだわりハチマキ

性格:意地っ張り

特性:災いの剣

テラスタイプ:悪

実数値:155-189(252)-101(4)-X-85-187(252)

技構成:つらら落とし かみ砕く サイコファング 氷の礫 

 

調整意図
A→特化
S→準速

 

火力の鬼。

 

意地っ張りにすることで、ママンボウクイックターン+悪テラスかみ砕くでほとんどのポケモンを葬ることができた(H振りガチグマ、等倍テラス後HBサーフゴー等)。不利構築に対しても、構築単位で火力枠がパオジアンのみのため、パオジアンを先に落とされないように数的有利を取ることを意識した。先制技は不意打ちとの選択だが、トドロクツキを意識し氷の礫での採用。

 

 

モロバレル

モロバレル@脱出パック

性格:のんき

特性:再生力

テラスタイプ:フェアリー

実数値:221(252)-X-134(252)-105-101(4)-31

技構成:リーフストーム イカサマ 光合成 キノコの胞子

 

調整意図
HB→特化
S→最遅

 

ママンボウの相方。

このポケモンの強さは改めて述べるまでもないが、再生力・キノコの胞子を活かし、ママンボウとパオジアンのサポートを行った。また、クイックターンと同じく、リーフストームによる削り+対面操作+かみ砕くが非常に強力であった。それだけ。

 

 

オーロンゲ

オーロンゲ@食べ残し

性格:腕白

特性:いたずらごころ

テラスタイプ:炎

実数値:202(252)-140-128(252)-X-96(4)-80

技構成:ソウルクラッシュ イカサマ リフレクター⇆猫騙し 捨て台詞 

 

調整意図
HB→特化

 

この構築のMVP。

残飯オーロンゲにたどり着いたおかげで、構築としての強さが格段に上がった。技構成は役割対象のトドロクツキ、パオジアン、悪ウーラオスへの打点となるソウルクラッシュ、攻撃上昇に対応するためのイカサマ、リフレクター、ママンボウと組み合わせることで真価を発揮する捨て台詞。

構築経緯にも述べたが、いたずらごころ+すてゼリフ(オーロンゲのHPが削られない)+クイックターン+再生力(能力ダウン+ママンボウの高耐久による受け+クイックターンによる削り+再生力)で、こちらのHPが削られることなく相手のHPが削れていく。

持ち物は場持ちをよくする食べ残し、テラスタイプは炎オーガポン、ハバタクカミ、パオジアンを意識し炎テラスでそれぞれ採用。

今回は構築の都合上ソウルクラッシュ+イカサマの採用だが、単にママンボウ+オーロンゲを使うなら猫騙しを採用することで、削りと食べ残しによる回復を確保することができるのでおすすめ。

前期から残飯オーロンゲをこそこそ使っていたが、型バレをしたとしても非常に厄介だったと思う。

 

 

グライオン

グライオン@毒毒珠

性格:慎重

特性:ポイズンヒール

テラスタイプ:鋼

実数値:177(212)-115-145-X-135(220)-125(76)

技構成:じしん 毒毒 身代わり 守る

 

害悪ポケ。

基本的に突破できない展開構築に選出したが、前述したように火力枠がパオジアンのみのため、選出画面で崩せないと判断した場合は、TOD前提で選出した。テラスタイプを鋼にすることで、氷・フェアリーに耐性を付けられるだけでなく、身代わりを貫通しようとするガチグマのハイパーボイスにも役割を持つことができた。ゴチルゼルと同様に選出画面でかなりの圧力をかけていた。

 

調整意図
H→
8n+1(ポイヒ意識)

D→残り

S→準速キノガッサ抜き抜き

 

 

ゴチルゼル

ゴチルゼル@こだわりスカーフ

性格:図太い

特性:かげふみ

テラスタイプ:飛行

実数値:177(252)-X-161(252)-115-131(4)-85

技構成:トリック いちゃもん 癒しの波動 眠る

 

調整意図
HB→特化

 

アイドル枠。

選出画面でかなりの圧力を相手にかけることができる。実際、最終日にマッチングしたキョジオーンは選出されず、明らかに相手の選出やプレイングが歪んでいた。

本来の性能としては、トリックでスカーフを交換後、いちゃもんを打つと相手は固定された技とわるあがきを交互に打つようになる。癒しの波動により相手のHPを回復させ、TOD最終ターンに相手が削れた状態を作る(予定)

 

選出した回数は0回。

 

 

 

【結果】

TN Jeuneese 最終92位
TN Alter klee 最終3

 

Image

 

 

 

【後語り】

朝8時時点80位にて撤退。構築に自信はあったが、眠かったため撤退。(言い訳)

 

現BIG6がおらず、採用率の高いポケモンがパオジアンのみだったが(次にモロバレルが37位)

それぞれのポケモンが明確な役割を持っていたため

採用率の高いポケモンに対しても対等に戦うことができた。

 

S12でも同系統の構築を使用し、自分は最終的に溶かしてしまったが、同じ構築を使用したもんぶりゃんさんが最終35位だった。

https://x.com/monburan_poke/status/1742705211385500083?s=20

 

多分これからも少し変わった構築を使うと思います。

ではまた。

 

 

 

TNの由来は自分が好きな高校生バンドからです。

良かったら聞いてみてください。

youtube.com

youtube.com

 

 

【剣盾S34 最終62位】双璧ムゲンダイナ軸

こんにちは。こころと申します。

 

シーズン35お疲れ様でした。

 

剣盾ランクマッチも終わりということで、記念に記事を残します。

 

【S34 S35使用構築】

 

 

【構築のコンセプト】

 

•選出の固定により再現性のある対戦を行う

 

•壁下で最低限のサイクルを行い積む機会を作る

 

【構築経緯】

友人から壁ムゲンダイナ+弱点保険ゼクロムの並びが強いと教えてもらい、実際に使用したところ使用感が良かったため、壁ムゲンダイナを軸として構築を組み始めた。

 

ゼクロムをエースとして採用していく中で、電気・竜の技の一貫性が無いことを弱みとして感じ、積みエースとして幅広い禁伝を相手にできるポケモンを探したとき、HBダイスチルゼルネアスが適任だと思い採用。

 

ムゲンダイナゼルネアスの並びだとザシアンに破壊されるので、受けとしてネクロズマ日を採用。実際にこの3体の選出が幅広い構築を相手にできていたため、補完枠を考え始めた。

 

ゼルネアスが通らないネクロズマ日 ナットレイ入りに対して役割を持てるジガルデを採用。

 

ルギアに対して役割を持てるゼクロムを採用。

 

ここまでバドレックス黒の通りがやばいためイベルタルを採用。

 

構築が完成した。

 

並びの時点で少しでも相手からの型の誤認を誘えるよう

ムゲンダイナイベルタルネクロズマ日のサイクル風に見せた(見せただけ)

 

 

【個体解説】

※採用順

 

ムゲンダイナ

ムゲンダイナ@光の粘土

性格:臆病

特性:プレッシャー

実数値:217(12)-X-122(52)-189(188)-116(4)-200(252)

技構成:ダイマックス砲 火炎放射 リフレクター 光の壁

 

調整意図

HB→リフレクター下でA244ザシアンの巨獣斬×2+電光石火をほぼ耐え

HBD→壁化で特化珠イベルタルのダイジェット+ダイアークを(物理・特殊ともに)ほぼ耐え

C→火炎放射×2でH252D4ザシアンを90.6%で確2

S→最速

 

構築の軸であり、選出率99%、先発率99%を誇った。

 

基本的に目の前に対して壁を張り裏に繋ぐ。

ムゲンダイナより遅いザシアンに対して滅法強く、リフレクターを貼ると相手が耐久型と誤認することが多く剣の舞を積んでくるケースが多い。そこに想定外の火力を押し付けることによりリフレクター→巨獣斬→火炎放射→剣の舞→火炎放射でHPを半分以上残したままザシアンを処理できる動きが強かった。

 

速い、堅い、強いの三拍子が揃った最強のポケモンだった。

 

 

ゼルネアス

ゼルネアス@パワフルハーブ

性格:図太い 

特性:フェアリーオーラ

実数値:219(76)-X-161(252)-151-118-134(116)

技構成:ドレインキッス ラスターカノン かみなり ジオコントロール

 

調整意図

H→なるべく高く(残り)

B→特化

S→準速マンムー抜きディアルガ抜き、遅いディアルガ意識(GSルールの個体を流用)

 

本構築のエース

HBゼルネアスにすることによりに対して強くなり、を相手にできるように雷を採用した。

壁を貼ることにより異常耐久、異常火力の化け物になり、ダイマックスを使わずともドレインキッス連打により、相手は削れて行く中でこちらはどんどん回復していく現象が起きた。もはやこのポケモンの強さを述べるまでもないが、改めてこのポケモンは化け物だと感じた。

 

 

ネクロズマ日

日食ネクロズマ@万能傘

性格:生意気

特性:プリズムアーマー

実数値:204(252)-177-148(4)-133-177(252)-87

技構成:アシストパワー メテオドライブ コスモパワー 月の光

 

調整意図

HD→全振り C202カイオーガのしおふきが106-126ダメージ(51.9%-61.7%)

B→残り

 

最強の盾。

 

ザシアン受けとして採用したが、カイオーガに役割を持てるようにHD特化万能傘での採用。ここまでカイオーガに厚くすることにより、C202カイオーガのしおふきを光の壁がなくとも対面からコスモパワーで起点にすることができ、本来の有利不利が逆転する。初手のムゲンダイナvsカイオーガで相手のスカーフが分かった場合、れいとうビームネクロズマで受けダイマックスを誘い、実際にダイマックスをされた場合にも枯らすことができた。一度でもコスモパワーを積むことができれば黒バドレックスを含むほとんどのポケモンに対して対等に戦うことができた。

 

また、ネクロズマ日vsカイオーガの場面で、こちら視点はネクロズマザシアンとカイオーガどちらも起点にできるため、vs対面で雑にジオコンを押したり突っ張ったりしたが、ネクロズマ引き読みでカイオーガに釣り交換をしてくる相手が多く、ゼルネアスザシアン対面ジオコントロールがかなり決まってイージーを取れた。

 

ジガルデ

ジガルデ@命の珠

性格:陽気 

特性:スワームチェンジ

実数値:184(4)-152(252)-141-X-115-161(252)

技構成:サウザンアロー 逆鱗 身代わり⇔馬鹿力 竜の舞

 

調整意図

H→残り

AS→全振り

 

残飯を珠に変えた相棒。

 

壁と合わせる事で異次元の耐久力を発揮しながら、竜の舞を積むことで相手の構築を破壊した。終盤数を増やしていたの並びに対しても強く、禁伝・幻環境において珠ジガルデが刺さっている構築が多かったため、終盤はゼルネアスよりも信頼してジガルデを出すことが多かった。

 

当初はホウオウナットを破壊するために馬鹿力を採用していたがの宿木の種や構築単位で重いルナアーラその他状態異常に対して非常に重宝する身代わりとした。

 

リフレクターの前ではザシアン対面で平気に竜の舞を積んだ。

 

 

ゼクロム

ゼクロム@弱点保険

性格:陽気 

特性:テラボルテージ

実数値:175-198(220)-145(36)-X-120-156(252)

技構成:雷撃 ドラゴンクロー ダブルウィング 竜の舞

 

調整意図

A→残り

B→ダイマ時にA244ザシアンのじゃれつく+電光石火を確定耐え

S→特化

 

陰キャ狩り。

ダイドラグーン+弱点保険により本来不利を取るグラードン に対しても対等に戦うことができる。電気技と竜技の一貫に関しては、裏のポケモンの予測や試合状況を考慮しながら最大限択を合わせるように努めた。特に語ることがないが、構築で一番破壊力があった。

 

リフレクター前ではザシアン対面で平気に竜の舞を積んだ。(その2)

 

 

イベルタル

イベルタルこだわりスカーフ

性格:臆病

特性:ダークオーラ

実数値:219(140)-135-115-151-136(140)-162(228)

技構成:イカサマ 悪の波動 挑発 追い風

 

調整意図

HD→C217黒バドレックスのアストラルビット+ダイフェアリーを確定耐え

S→最速95族抜き(キュレム黒 意識)

 

鳥。

 

スカーフ+イカサマの採用により、黒バドを受けながら裏のザシアンまで貫くことができる。黒バドレックスに後投げ→ザシアン引き→イカサマ→イカサマによりザシアンを倒す動きが強力であった。また、相手視点ではこちらのイベルタルがスカーフかどうかの判定ができていないため、ザシアンで一度イカサマを受け→ネクロズマ交換読み黒バドレックスに釣り交換をしてくる相手が一定数いたため、イカサマを連打するだけでを2体とも処理できるケースがしばしばあった。

 

構築単位で重いキュレム黒 に対して、相手がS+1の状態でもイカサマを打ち込むことができ、大きく削りを入れることができた。

イカサマしかほぼ打たないため雰囲気で挑発を採用したが、朝6時に500位の初手ダイマディアルガ+バタフリーに嵌められかけたが、眠らされた次ターンに蝶の舞に合わせてイベルタルを投げ、スカーフ挑発+ダイマックスにより勝利を収めることができたので、採用して良かった。

 

個人的にイベルタルは使用を苦手としたポケモンであったが、この構築において一番使用感が良いポケモンだった。

 

【選出】

 

基本選出

 

ムゲンダイナゼルネアスネクロズマ日

 

vsネクロズマ日ナットレイ

ムゲンダイナジガルデ+@1(ネクロズマ日

 

vsルギア

ムゲンダイナゼクロム+@1(ネクロズマ日

 

vsバドレックス黒

ムゲンダイナイベルタル+@1(ネクロズマ日

 

役割対象が複数体いる場合(例)

vsルギアバドレックス黒       

 

vsホウオウナットレイバドレックス黒

ムゲンダイナジガルデイベルタル

 

それぞれの役割対象を選出するがが重くなりがちなので、リフレクターを張ることを意識する。

 

vs受けループ

 

ジガルデネクロズマ日+@1

ジガルデのダイマックスで数的有利をとり、ネクロズマTODする。

 

苦手なポケモン

 

+

崩せるポケモンゼクロムしかおらず、ナットレイに対しては不利を取ってしまう。

 

電磁波

ムゲンダイナの起点作成阻止、ゼルネクロに電磁波が入ってしまうと展開が悪くなる。

 

【結果】

 

TN こころ 

S34 最終62位

 

 

TN Penguin rush 

S35 最終180位

 

 

 

【後語り】

S34においては構築が環境に刺さっておりそこそこ勝てたが

S35においては電磁波持ちが爆増したため、環境の変化に対応することができずあまり勝ちきれなかった。

 

終盤数多くいた並びである

に含まれるポケモンが1体もいない稀有な構築であったが

それぞれのポケモンが明確な役割を持っていたため、採用率の高い禁止伝説に対しても対等に戦うことができた。

 

 

【最後に】

 

S8から剣盾を始めて、S35まで楽しむことができました。

 

ポケモンを通じて皆様と繋がれたことが嬉しいです。

 

9世代でもよろしくお願い致します。

 

 

 

【Supecial Thanks】

 

日頃から僕と関わってくださるすべての皆様

 

ではまた。